モチベ低かったけど…結婚式準備でやってよかった3つのこと

2ヶ月前に結婚式をやりました。

結婚式準備は新郎がやる気なくてケンカになる〜とかとかゼクシィやらツイッターやら見ていて恐れていたのですが、うちの場合はむしろ夫やそのご両親が「やりたい!」と熱心で、あまのじゃくな私ははじめ取り組み始めるのが正直億劫に感じていました。

いやあ……はじめは億劫な気持ちがあったけど、やって本当に良かった!

今回は結婚式準備が億劫だった新婦の立場で「なぜ成功したのか?」を綴ってみたいと思います。

結婚式準備へのモチベーションのズレはなぜ起こる?

はじめ億劫だったわけ……それはぶっちゃけると当事者意識の低さによるものでした。

そりゃ結婚式に憧れはあったさ。。。保育園で描いてた自作絵本はだいたい結婚して子供が生まれましたFin...だったし、綺麗なウエディングドレス着てみたい!せっかくだからサンドウィッチマンの花嫁の手紙のネタやりたい!!って思ってました。

でもいざ結婚式準備をするとなったときいろいろ考え始めて、「結婚式をなんのためにやるのか」が揺らいでしまったんです。

  • 結婚式は自分とノリの同じ友人だけを呼べるわけではない
  • ご祝儀を包んでもらってそれに見合う時間を提供できるのか不安
  • とにかくスベりたくない

うーんとにかくスベりたくなかった!

客層を考えてスベりたくないなあと思った時、「私はもしかして知らない人を気にして形式的なことしかできないのか?」「これは楽しくないかもしれない……」と思ってしまいました。。。

芸人さんは単独ライブをしますがそこは自分たちのノリをわかってくれるファンが来るいわばホーム。しかし、そこに関わりの薄い親戚や夫側のはじめましての人たちがいたらアウェイなっちゃうやんけ!単独ライブと思ってたのに!話が違う!!

親に相談する前まで、夫はゼクシィを買ってきてくれたり「そろそろ準備始めないとねー」と声をかけてくれていたのに、私はなかなか協力的になれませんでした。夫は自分の単独ライブをする気でいるけど、私はそれじゃダメだと思い込んで何をされても意見は変わらず……。

これが、ちゃんとしたい夫と、とにかくスベりたくない妻の間に起こった結婚式準備へのモチベーションのズレでした。

なぜモチベーションが湧いたのか

あの人のモチベーションを上げるにはどうしたら〜?という悩みはよくあると思いますが、モチベーションなんて他人が上げれるものではないです。自分の機嫌は自分にしかとれない。

私のこの低くなってしまったモチベーションは、母に相談することで湧き始めることになります。

母「結婚式の準備どうなん?」

私「実はあんまり……。なーんか親戚の顔色伺ってやりたいことできないじゃん?って思ってさ……」

母「あほやな〜。親戚こそあんたが何やったって喜んでくれんで!」

私「えー!?旦那さんがバンド演奏したりしても知らんがなってならない……?」

母「そんなんみんな賑やかなの好きやから見たい見たいって言うで!」

私「親戚ってそこまであったかかったのか……」

自分の方の親戚について、理解がぜんぜん足りなかった。学生時代めまぐるしく時間が過ぎていくので疎遠なものと思っていたのですが、親戚からすれば私のことを生まれた時から知っているわけで、数年ろくに会話していなかったとか関係なくやさしいのです……! というか逆の立場で考えて、自分の兄弟の子供の結婚式とか普通に気になるしだいだい何でも許せてしまうな……と気づきました。

抱えていた結婚式への不安は、根源を辿れば「招待する人たちの感じ」という情報が不足していたのを、ネガティブな想像で勝手に補ってしまったことによるものでした。

職場の人はどこまで呼ぶか線引きが面倒で披露宴にはお互い招待しないと決めていたため鬼門となっていた親戚でしたが、「うちの親戚は思ってた以上にあったかい」「新郎側もしかりだろう」と納得できた時、視界が開けました。

結論:結婚式は新郎新婦がやりたいことできる単独ライブだった!!!

準備でやってよかったこと

さて、長い前置きでしたが新郎新婦双方が結婚式準備に前向きになったところで、その後やってよかったことを紹介したいと思います。

逆に結婚式への目的をお互い持ててない・食い違っている場合は、この後のどれを試しても苦労することになると思います。

結婚式って何のためにやるんでしょう?

私は、「自分の家族・友人と夫の家族・友人が私たちを介して繋がる儀式であり、家族と友人に結婚相手がどんな人か紹介し、今までの感謝を伝えるため」と捉えました。

これは新郎新婦の間ではもちろんのこと、俺ァ親は頼らねえぜ!って思っていても新郎新婦が式の主役である以上多かれ少なかれ頼ることになるので、親にも話しておくと良いです。

不備があったらあとで修正すればいいので、まず前提を定めておくことがその後の工程をスムーズにする鍵になります。仕事でもそうですよね。

やってよかった①役割を明確にする

仕事でもそう、という話になりましたが、結婚式準備はほぼ仕事です。

結婚式をする新郎新婦はいわば結婚式プロジェクトのプロジェクトマネジャーであり、イベントの出演者なわけです。

プロジェクトのチームは2人しかおらずあとはすべて外注するため、プロジェクトマネジメントが新郎新婦の大きな役割となってきます。

リソースは2人しかいないし継続的にやるものでもないので、基本的に苦手なことを避け得意なことをやるスタンスで良いと思います。

ただここで注意しなくてはならないのが「新郎新婦はプロジェクトマネジャーであり出演者(しかも主役)である」ということです。

オリジナリティを出したいとかなるべく安く済ませたい意図で、新郎新婦があれもこれもタスクを抱えてしまうと確実に炎上します……!

リソースは2人分しかない上に日中は別の仕事があるんです(本業)……!

お金を出せるものはなるべくプロに任せて、式まで心身ともに健康に過ごせるスケジュールを立てましょう……!!!

参考までに私と夫の役割分担はこんな感じでした。他は責任者を決めず2人でやった感じです。

私(担当:データ管理・美術) 夫(担当:渉外・音楽)
データ管理(スプレッドシート プランナーさんや業者との連絡
装飾品の選定・準備 BGMの選定・準備
スケジュール管理

いやいや新郎新婦は出演者かつクライアントで、ウエディングプランナーさんがプロジェクトマネジャーでしょ?って思ってる方がいるかもしれません。考えてみてください、どんな式にしたいかはプランナーさんはエスパーじゃないのでわからないし、自分たちで考えるべきことです。だって自分たちの式なんですから。

やってよかった②デジタル管理

進行管理やデータ管理にはGoogleスプレッドシートを利用しました。

招待予定リストやら、タイムスケジュールやら、買い物リストやらを作って、お互いのスマホタブレットでいつでも確認できるようにしていました(これも記事にできたらいいな)。タブレットが打ち合わせで大活躍でした。

式場からは紙で席次表の記入用紙を渡されましたが、あとで出席人数変わったら面倒だしどうせ入稿するとき手打ちするんだろうなと思い、スプレッドシートで同じようなものを作ってデータで納品することにしました。

案の定、校正のタイミングで出席者が増えたのでデジタルにしておいて大正解でした!

喜ばれるところが多いと思うので、最初は紙に記入するように案内されてもデータで納品できないか確認してみると双方にとって良いと思います。

やってよかった③定例MTG

プロジェクトの進行で結構大事だと思っているのがこの定例MTGです。

短い時間でいいので今日はこの業者に電話したーとか、披露宴のコンセプト考えたいんだけどどうするー?みたいな話をこまめにしておくと良いです。

お互いの担当の進捗を共有し、合意の必要な事項を確認していく場ですね。

肩肘張るのが苦手なのもあり、これはお風呂でやっていました。

リラックス状態なのでアイデアが浮かびやすいし、メモやリサーチのためにスマホは持って入ってましたがそれ以外に気を散らせるものがない空間が話すのにとっても向いていました。

結婚式やってよかった

前置きでの流れもやってよかったに入れると4つになってしまったかもですが、まとめるとこんな感じです。

  • 2人の役割分担、外注する(お金をかける)ところを明確にする
  • スプレッドシートで情報をまとめておく
  • こまめに進捗を共有してタスクの抜け漏れがないか確認や相談をする
  • (結婚式の前提を新郎新婦と親に共有しておく)

それでは、スマートで満足度高い結婚式準備ライフを!